ドル円4/2~4/6、米雇用統計を控え底堅い動きをしそうか
2018/04/02/22:27
|これまで
◆先週前半は四半期末に絡むドル買い需要を受け、107円台前半へ上昇しましたが、後半は米国金利が低下する中、月末の円買い需要に押され、ドル円は106円前半に下落しての推移となりました。
◆週末にはイースター休暇であったため、106円台で動きの鈍い推移が続きました。狭いレンジでの推移やレートが動かなすぎることで、売買ポイントの判断が難しい相場となっていました。
|これから
◆3月の中朝首脳会談、4月の南北首脳会談、5月の米朝首脳会談、6月の日朝首脳会談により朝鮮半島を巡る地政学リスクは後退しつつあります。
◆引き続き、アメリカの労働市場や物価情勢により今年のFOMCで3~4回の利上げが見込まれていることや朝鮮半島の地政学リスクの後退などはドル円の支えとなりそうです。
◆トランプ大統領が鉄鋼・アルミの輸入品に高関税を課したことや重要閣僚を次々と解任したことをふまえ、重要指標の景況指数は弱含み予想が多いのですが、かりに強い結果が出たとするとドル買いで反応しそうです。
|ファンダメンタル面
今週の注目経済指標
2日
23:00 米 3月ISM製造業景気指数
休場 オーストラリア、ニュージーランド、香港、ドイツ、スイス、フランス、英国、南アフリカ
3日
07:00 米 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
13:30 豪 豪準備銀行(RBA)政策金利発表
15:00 独 2月小売売上高指数
16:00 土 3月トルコ消費者物価指数(CPI)
16:15 瑞 2月スイス小売売上高
16:30 瑞 3月スイスSVME購買部協会景気指数
16:50 仏 3月仏製造業PMI改定値
16:55 独 3月独製造業PMI改定値
17:00 欧 3月ユーロ圏製造業PMI改定値
17:30 英 3月英製造業PMI
29:30 米 ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事、講演
米・バルト3国首脳会談(ワシントン)
4日
10:30 豪 2月豪住宅建設許可件数
10:30 豪 2月豪小売売上高
10:45 中 3月Caixin中国サービス部門PMI
17:30 英 3月英建設業PMI
18:00 欧 2月ユーロ圏失業率
18:00 欧 3月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
21:15 ☆ 3月ADP全米雇用報告
22:45 米 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
23:00 ☆ 3月米ISM非製造業指数
23:00 米 2月米製造業新規受注
24:00 米 メスター米クリーブランド連銀総裁、講演
5日
15:00 独 2月独製造業新規受注
16:15 瑞 3月スイス消費者物価指数(CPI)
16:50 仏 3月仏サービス部門PMI改定値
16:55 独 3月独サービス部門PMI改定値
17:00 欧 3月ユーロ圏サービス部門PMI改定値
17:30 英 3月英サービス部門PMI
18:00 欧 2月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
18:00 欧 2月ユーロ圏小売売上高
18:00 印 インド中銀、金融政策決定会合
21:30 米 前週分の米新規失業保険申請件数
21:30 米 2月米貿易収支
26:00 米 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
休場 中国、香港(清明節)
6日
15:00 独 2月独鉱工業生産
19:00 西 リンデ・スペイン中銀総裁、講演
21:30 加 3月カナダ雇用統計
21:30 米 3月米雇用統計
26:30 米 パウエルFRB議長、講演
休場 中国(清明節)
不安定な株価の動きや米中貿易摩擦への懸念が、企業の景況感を表すISM指数に影響を与えていないかどうかを確認するため、3月のISM製造業・非製造表指数や雇用統計の発表には注目です。
予想通り失業率が低下し、平均時給が上昇した場合、インフレ高進観測から米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げペースが加速するとの見方が強まります。
米指標の結果はもちろんですが、雇用統計の結果を踏まえたパウエル議長発言にも注目しておくべきでしょう。
|テクニカル面
米時間終了までの予想レンジ 105.0~107.5
110.75 200日移動平均
109.79 100日移動平均
109.60 一目均衡表・雲(上限)
107.56 一目均衡表・雲(下限)
107.14 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間)
106.12 一目均衡表・基準線
106.12 21日移動平均
105.93 10日移動平均
105.79 一目均衡表・転換線
105.09 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間)
一目均衡表の基準線と21日移動平均が106.1付近にあり、先週末もサポートされていたことから、今後も強いサポートになる可能性があります。同ラインには4時間足でみたフィボナッチの61.8%があり、そのすぐ下の105.9付近にも10日移動平均がありますので、これらもサポートとなりそうです。
日足チャートではチャートパターンの下降チャネルが確認でき、レジスタンスラインを超えていくようなら、大きな上昇が想定されます。
4時間足チャートですと、上昇時の戻り判断としてフィボナッチ61.8%や50%があげられますが、61.8%ラインには日足での一目均衡表の基準線と21日移動平均もあるため、61.8%もどしが濃厚です。かりにこのラインを下抜け、50%付近までいってしまうと、全戻しの可能性が高まります。
前日の値を元にした今日のピボットも重要です。
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