☆HLバンドの基礎解説
|HLバンドとは
リチャード・ドンチャン氏が考案したトレンド系のテクニカル指標で、HLチャネル、ハイローバンド、ドンチャン・チャネルなど呼ばれることもあります。
相場は、4週間(20日)で、投資のエネルギーが入れ替わると考え、過去20日の高値を抜いたら買いポジション、過去20日の安値を抜いたら売りポジションと判断する。
過去20期間のHigh(最高値)Low(最安値)を現時点に線引きしたもので、中間線はハイバンドとローバンドの平均に位置しています。
そのHバンド・Lバンド・Mバンド・ローソク足の位置関係をみて、売買の判断を行うというもので、トレンド系テクニカル指標のなかでもシンプルで分かりやすいシグナルになります。
|HLバンドの活用
HLバンドの考え方は非常に簡単です。一般的には、Mバンドの傾きでトレンドの方向性を判断しながら、Hバンドを上抜けたら「買いタイミング」、Lバンドを下抜けたら「売りタイミング」となります。
実用的に考えると、
買いエントリーから決済まで
上昇トレンドまたはレンジ相場で、Lバンドにローソク実体が触れ、終値がMバンドを上抜けたタイミングで『買い』、レートがHバンドに触れ、Mバンドにタッチで『決済』
売りエントリーから決済まで
下降トレンドまたはレンジ相場で、Hバンドにローソク実体が触れ、終値がMバンドを下抜けたタイミングで『売り』、レートがLバンドに触れ、Mバンドにタッチで『決済』
|その他
トレンドを把握しやすいテクニカルを使い、上下一定の変動幅で推移するレンジ相場のときは、HLバンドをサポートライン・レジスタンスラインとし、逆張りでのエントリーを考えることもできます。
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