●FX歴1年ぐらいで考え直すべきFX会社を本気で比較
※この記事でのFX経験年数は裁量トレードでの経験を意味しています。
勝っていようが負けていようが、FX歴1年ぐらいとなるとだいぶ慣れもでてきて、勝つための手法探しやテクニカルなどの勉強もしているころではないでしょうか。
そのぐらいの頃から同時に考えたいのがFX会社を比較し選ぶことです。
FXをするにはFX専用口座を作るところから始まりますが、FX会社の選び方を間違えると損をしてしまう可能性もあります。
どこの会社にもメリットデメリットがそれぞれありますので、自分に合ったトレードスタイルで選ぶということが重要になってきます。
おすすめFX会社比較ランキングなどの名目で、総合的な順位をつけて比較しているサイトを見ますが、根拠が書かれていないことも多く、各FX会社を実際に使用した検証での比較はせず、各FX会社の売り文句や公表している情報だけで比較したように思えます。
|総合的におすすめのFX会社とは
当サイトの記事内でも総合的に比較したおすすめのFX会社を紹介していますが、当サイトの運営チームが総合的におすすめしているFX会社とは、各FX会社を下記項目ごとに順位をつけ、点数化し、合算を比較したときのトップのみをおすすめしています。※比較データは1ヶ月ごとに見直しています。
各FX会社の公表情報を元に調査
・最小スプレッドや拡大頻度
・スワップ金利の大きさ
・通貨ペア量や稀な通貨ペア
・スリッページ、約定力
・スキャルピング可否
・入出金の利便性や手数料
・会社の信頼性
当運営チームの検証や調査
・約定スピード
・注文機能の種類
・モバイル端末への対応力
・分析チャートツールの種類や使いやすさ
・取引ソフトやアプリの使いやすさ
・イベントなどの頻度や魅力
・対人サポートなどの対応
・FXの情報配信など
僅差かもしれませんが、総合的なランキング順位の2位からはおすすめできないと言わなければなりません。
※裁量トレードを前提とした比較になります。
|各項目ごとのおすすめとは
総合的な比較ではなく、「取引コストが1番少ないFX会社は?」「スワップポイントが一番高いFX会社のは?」などと、項目ごとに比較したトップを知りたい場合もあるかと思います。
ただ、項目ごとでの比較をするさいに気をつけるべき点は、各FX会社の公表している取引コストやスワップポイント、スプレッド差などは変動するということです。
ですので、ここでの各項目ごとのおすすめとは、各FX会社の公表情報だけを比較して決めるのではなく、運営チームによる検証・調査を含めて比較し、トップを決めています。※比較データは1ヶ月ごとに見直しています。
※ 項目名をクリックすると表示されます。
売買のレート差をあらわすのがスプレッドです。最小スプレッドも重要ですが、大半のFX会社は原則固定となっているため、明けの朝一や重要指標前などにはスプレッドが大きく開くこともありますので、その頻度までを含めて比較しています。
2通貨間の金利差をスワップ金利といい、これを利用して金利差分を受け取ることができます。スワップポイントを意識するのは、それを狙ってる方が大半かと思いますので、主要通貨ペアの選定割合10%、スワップポイント狙い用の通貨ペアの選定割合90%として比較しています。
取引する際の2通貨の組み合わせを通貨ペアといいます。おもに取引できる通貨ペアの量で比較し、珍しい通貨ペアの取り扱いでも需要があると判断した通貨ペアのみを考慮して、比較しています。
約定力とは指定したレートでスリップすることなく注文ができるかどうかということです。この比較は、各FX会社の公表数値を元にしていますが、当運営チームの検証による『同じタイミングで指値注文をいれ指定したレートで注文できたかスリップしたか』という統計も比較対象にしています。
ここでの約定スピードとは、ソフトやアプリで売買注文ボタンを押したときにそのタイミングで表示されているレートで注文できるかということですが、ソフトやアプリのプログラム比較、スマホからの受信対応力の検証ということです。PCでは、デスクトップPCを使いネットゲームができなくはないが物足りない程度のスペックで、通信はNTTの光回線をなるべくロスしないようにした環境で検証し、スマホ(2017/6/30のandroid)&タブレット(2017/6/30のiPad Air2)ではWi-Fiを使わずに検証し比較しました。
スキャルピングとは超短期売買ともいわれ、注文から決済までの時間が短い取引のことです。FX会社によっては禁止していたり嫌がられることがあります。それをふまえ、スキャルピングに向いているかどうかを比較し、判断しています。
入出金関係では、入出金の手数料やスピード、対応銀行などの利便性で総合的に比較し、判断したものになっています。
日本の会社は信託保全の義務化により安全性は高いのですが、ここでの比較は、上場の有無や資本金と自己基本規制比率などをもとに信頼性を判断しています。
ここでの注文機能とは、OCO注文やIFD注文、IFO注文は前提とし、トレール注文や実用的な注文ができるかどうかを比較し判断しました。
スマホだけでの取引はおすすめしませんが、PCメインで取引している方が外出中などにも売買ポイントを逃さないためにスマホ対応は強い味方になってくれます。スマホ用のアプリを出していることを前提に、機能の多さや使いやすさを比較し判断しています。
PC向けのソフトやブラウザでのチャートツールをテクニカルツールの多さや利便性などの項目を点数化して比較し、判断しています。※チャートツール部分のみの比較です。
スマホ、タブレット、PCのチャートツール部分の比較を含め、ソフトやアプリ全体のカスタム性や利便性などを比較し、判断しています。
平日24時間の電話サポートをしてくれることを前提に、電話で各FX会社に同じ質問をしたときの丁寧さやわかりやすさを比較しています。
初回登録、初回取引のキャンペーンはよく見かけられますが、その後のキャッシュバックキャンペーンや魅力的なイベントごとなどを比較して判断しています。
「FX WAVE」「GI24」「Market Win24」などの為替情報はそのサイトを見れば確認できますが、FX会社独自のものは会員限定配信などもあり貴重な情報になりえます。その中で比較し、有力な情報を配信しているFX会社を判断しています。
自身が使っているFX会社との比較やその他順位を見たい方は、FX ポータルのFX会社比較をご覧ください。
|これから始める初心者
ネット上には、チャートツールが使いやすく初心者におすすめなどと、初心者向けに書かれたものもありますが、初心者がどのFX会社で取引しようが、そのFX会社のメリットをいかすことができなければ意味がないと言えます。
たしかに、FX会社によっては初心者でもわかりやすく解説していたりしますが、それを目当てに選ぶことで損をする可能性もあります。
初心者に対して言えることはただ1つで、海外のFX会社での取引はやめるべきです!最近は落ち着きを見せているものの、そのFX会社が倒産したら資産は無くなり、約定力の低さで証拠金は0以下になることもあります。まずは国内FX会社から始めましょう。
そういったことから、当サイト運営チームが初心者におすすめするFX会社は、必然的に総合的におすすめするFX会社と同じということになります。
自動売買ツールの宣伝をきっかけに始める方もいらっしゃるとは思います。それ自体はうまく利用すれば資産を増やすことができると思いますので否定はしませんが、ツールを利用しながらも基本的なテクニカルの勉強や、ファンダメンタルズの勉強をしていくことが望ましいと思います。
|FX歴1年
1年ぐらいの経験ではまだ浅いかもしれませんが、実際に行動しないにしろ、各FX会社のメリットを活かしてトレードをすることを考え出してもいいころかと思います。
考えたいのは、目的に合わせた専用口座を作ることです。それは、リスク管理のためにも必要ですが、トレードスタイルによって変えないと損をしてしまうからです。
チャートツールの機能性の比較に関しては、MT4を使いはじめたりしている方も
スキャルピングをするのであれば、スプレッドが狭いことや約定力のよさなど、スキャルピングを歓迎するFX会社でスキャルピング専用の口座を作ることをおすすめします。主要通貨であればFX会社によって大差はないスプレッドですが、その微量な差でも回数の増えるスキャルピングにはおおきな損になります。また、約定率や約定スピードの低さは想定外の注文となってしまう可能性があり、これも損をする原因となりえます。
スワップポイントでの利益をふくめたスイングトレードを目的とするのであれば、当然スワップポイントが高いFX会社で取引する方が有利になるのは間違いありません。ここで気をつけるべきなのが、スワップポイントを目的とするインカムゲインを考えるのでれば、通貨ペアの中でもスワップ金利が高いマイナー通貨ペアを扱っているFX会社を選ぶべきであり、トレードでの売買差益を目的とするキャピタルゲインを考えるのであれば、主要通貨ペアのスワップポイントまたは自身が取引に使う通貨ペアのスワップポイントが高いFX会社を選ぶべきなのです。※スワップポイントは変動が激しいので注意が必要です。
国内のFX会社ではレバレッジの規制もあり、海外FX会社を考える方もいらっしゃるかと思いますが、リスクもそれなりに増えることも忘れないでください。一攫千金狙いでレバレッジ何百倍もの取引は、一時的に勝てたとしても欲がでてさらに勝つことを目指しますが、結果的には大損といったことになることが多いのです。それは、勝てれば欲が出て、負ければ取り戻せるという考え方のギャンブルになってしまい、あたりまえの結果なのです。
ギャンブルに関して規制が多い日本では、そのような理由でFXの取引にも規制をかけたようです。
何年の経験でとは言えませんが、安定して資産を増やせるようになってからレバレッジを上げることを考えればいいと思います。トレーダーの中には、はじめて1ヶ月後から資産が増え始め、現在10年目になるといった凄腕トレーダーも存在します。
レバレッジ何百倍での取引を前提として安定させるには、低レバレッジでの取引で年間プラスでなく週間プラスないし月間プラスは必須となり、それなりの証拠金も必要になってきます。
高レバレッジの海外FX会社は、そういったことを考えてから利用することをおすすめします。
|FX歴3年
経験3年くらいになると、FX会社のメリットをうまく利用し、複数の口座を使い分けていらっしゃるかと思います。
ですので、ここではあえて比較に関してはふれませんが、『MT4を使っている』『MT4を使おうと思ってる』を観点として書きたいと思います。
各FX会社には、非常に高機能なチャートツールがありますのでMT4を使うまでもないというかたもいらっしゃいますが、この先自動売買ツールEAを使おうと考えている方もいらっしゃると思います。
が、たいした勝率もでないのに過剰な宣伝で高額なシステムを売るような広告もありますのでEAはあまりいい印象が無い方もいるのではないでしょうか?
当サイトの手法検証にEAは使っていませんが、自身の考えた手法を過去のレートをもとに検証したりするのには便利なものとして使うこともできます。
このさき絶対MT4を使うべきかと聞かれれば、そんなことはありませんが、世界基準のツールですので、余裕があればひと通りの操作を覚えておいても損はしないと思います。
国内でもMT4対応FX会社はありますが、MT4を目的としてFX会社を選ぶ必要はないと思います。もちろんその他の点でメリットがあるならばいいと思いますが、MT4は単体で使い、売買取引だけお気に入りのFX会社というのが主流なのではないでしょうか。
FXに関しては、規制がきつくなったりゆるくなったりしていくと思いますし、FX会社の各項目も変動することが多々あります。
当サイトでは、常に正しいランキング情報を提供するために月単位で見直していますので、ぜひご活用いただき、みなさまの参考になれたら幸いです。
当ブログ記載の内容・情報は個人的見解を含みます。
情報の誤り等もある場合がございますのでご理解ください。
みなさまの参考になれたら幸いです。