4/16~売買ポイント、ドル円はレンジ上抜けるもまだ重たいか

M-and-e/ 4月 16, 2018/ 週間の市場解析/ 0 comments


2018/04/16/15:25
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|これまで

◆先週は、トランプ米大統領の顧問弁護士のオフィスがFBIによる強制捜査を受けたとの報道や、米国がシリアへの共同軍事攻撃のこと、米中貿易摩擦の激化懸念など、多々ありましたが、米ドルは底堅く推移し週末には107円台後半をつける場面もありました。

◆先週のドル円は、狭いレンジ内での推移が続いた後、週末にレンジを上抜ける動きとなったが、続かずに押し戻されたため上値は重たそうです。


|これから

◆3月に中朝首脳会談が行われたあとは、南北首脳会談、米朝首脳会談、日朝首脳会談が予定されており、朝鮮半島情勢にまつわる地政学リスクの緩和はドル買いの要因となりそうです。

◆シリア情勢では、米国はミサイル攻撃を警告しているが、ロシアは迎撃するとしていて、ロシア、シリア、イランと米国、イスラエル、サウジアラビアの対立構図が緊迫化していますので、リスクオフの円買いがありえます。

◆18日19日の日米首脳会談では貿易問題が協議されますが、トランプ大統領が日本を輸入関税賦課の対象国に入れていることは、ドル円の上値を抑える要因となりそうです。

◆オシレータ各種の数値では上昇基調を確認できるものの、上は重たい状況となっており、下振れの警戒は引き続き必要そうです。


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|ファンダメンタル面

今週の注目経済指標

16日
19:45 米 バンク・オブ・アメリカ(BOA)第1四半期決算
21:30 米 4月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30 米 3月米小売売上高(前月比)
23:00 米 4月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
26:15 米 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
29:00 米 2月対米証券投資動向

17日
10:30 豪 4月豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨
11:00 中 1-3月期中国国内総生産(GDP)
11:00 中 3月中国鉱工業生産
11:00 中 3月中国小売売上高
17:30 英 3月英雇用統計(失業率/失業保険申請件数推移)
17:30 英 12-2月英失業率(ILO方式)
18:00 独 4月独ZEW景況感指数
18:00 欧 4月ユーロ圏ZEW景況感指数
20:30 欧 ゴールドマン・サックス第1四半期決算
21:30 米 3月米住宅着工件数
21:30 米 3月米建設許可件数
22:15 米 3月米鉱工業生産指数
22:15 米 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演
23:00 米 クオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長、講演
24:00 米 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
26:10 米 エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演

18日
06:40 米 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
17:00 南 3月南アフリカ消費者物価指数(CPI)
17:30 英 3月英CPI
17:30 英 3月英卸売物価指数(PPI、食品とエネルギーを除くコア指数)
18:00 欧 3月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年比)
22:00 露 3月ロシア失業率
23:00 加 カナダ銀行(BOC、中央銀行)、政策金利発表
27:00 米 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
28:00 米 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁、講演
29:30 米 クオールズFRB副議長、講演

19日
07:45 新 1-3月期ニュージーランド(NZ)CPI
10:30 豪 3月豪雇用統計(失業率/新規雇用者数)
17:30 英 3月英小売売上高指数(自動車燃料含む)
21:30 米 前週分の米新規失業保険申請件数
21:30 米 4月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
22:10 米 クオールズFRB副議長、講演
23:00 米 3月米景気先行指標総合指数

20日
07:45 米 メスター米クリーブランド連銀総裁、講演
08:30 日 3月全国消費者物価指数(CPI)(前年比)
21:30 加 2月カナダ小売売上高
21:30 加 3月カナダCPI
22:40 米 エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演
23:00 欧 4月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)

 icon-check 16日21:30米国小売売上の発表が予定されていますが、景気動向を探る上で重要な経済指標であるため、市場予想との差が大きいとレートも大きく動く可能性があるため注意しておきたいですね。

 icon-check 今週は日米首脳会談が予定されていて、どのような状況でも市場は反応し、円買いや円売りの動きがでるとおもわれますので注目しておきたいですね。

 icon-check 先週末からシリア情勢の問題がありますが、現状では市場が混乱するような状態ではないと考えられますが、速報報道で瞬間的な市場反応が起こる可能性があるため注意しておきたいところです。



|テクニカル面

今週の予想レンジ 106.6~108.5

 icon-check レジサポライン

110.4 200日移動平均
109.3 一目均衡表の雲(上限)
109.2 100日移動平均
107.9 ボリンジャーバンドの2σ上限(21日間)
107.9 2/21高値

107.0 一目均衡表の雲(下限)
107.0 10日移動平均
106.9 一目均衡表の転換線
106.4 21日移動平均
106.2 一目均衡表の基準線
105.0 ボリンジャーバンドの2σ下限(21日間)

 icon-check 下落基調はおさまり横ばいでの動きをしています。先週末は106.60-107.50の狭いレンジから上抜ける動きとなりましたが、上値も重たそうなので、まだ上昇転換とは言えなさそうですね。

 icon-check レンジ下限であった106.6付近を下回っていくようであれば、再び下落していくことも考えられるため注意が必要です。

 icon-check 4/5には下降チャネルレジスタンス上抜けをしていますので、上昇に期待はできますが、この後もうひと戻りあることも予測されますので、見極めは慎重にいきたいところです。

 icon-check 買いたいポイント◆4/13高値107.8付近を超えていくようなら◆107.0付近で反発するようなら◆106.6付近で反発するようなら◆3/26安値から結んだサポートラインで反発するようなら

 icon-check 売りたいポイント◆4/13高値107.8付近で反発するようなら◆107.0付近を下回っていくようなら◆106.6付近を下回っていくようなら◆3/26安値から結んだサポートラインを下回っていくようなら

 

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