★グランビルに習う移動平均線のチャート分析

M-and-e/ 1月 6, 2016/ ★テクニカル応用解説★, 移動平均線


【有効利用編】

まず、有効利用の基本である移動平均線とローソク足(価格)の関係

ローソク足が移動平均線よりも
下にあれば下降トレンド
上にあれば上昇トレンド
さらに、
サポート・レジスタンスラインになることもあります。

よって、売買タイミングの判断としては、

サポート・レジスタンスラインとしての売買タイミング

ローソク足が移動平均線を
下から上にまたいだ買いタイミング
上から下にまたいだ売りタイミング

これに似ている状況で、

短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上にクロスした
ゴールデンクロスという買いタイミング
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下にクロスした
デッドクロスという売りタイミング

などがあります。
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しかし、
13EMA、34SMAなど短い設定の移動平均線では一時的な下降や上昇に反応してしまうので、
その反応だけで売買タイミングを判断するのは避けたほうがいいでしょう。



グランビルの法則とは
1960年に投資分析家であるジョセフ・E・グランビルが考案した分析手法であり、今でも世界中のプロトレーダーがこれに習い取引を行っています。
つまり、取引の判断には有効な手法といえるのです。

グランビルによる『買いタイミング』


①移動平均線が下降後、横ばいになるか上昇気味のタイミングで、ローソク足が移動平均線を下から上にクロスした


②移動平均線が上昇しているタイミングで、ローソク足が移動平均線を上からタッチし上昇した


③移動平均線が横ばいもしくは上昇しているかつローソク足が移動平均線よりも上にあるタイミングで、ローソク足が移動平均線に向けて下降しクロスをするもすぐに上昇し上抜けた


④移動平均線が下降しているタイミングで、ローソク足が移動平均線よりも下に大きく離れた

グランビルによる『売りタイミング』


①移動平均線が上昇後、横ばいになるか下降気味のタイミングで、ローソク足が移動平均線を上から下にクロスした


②移動平均線が下降しているタイミングで、ローソク足が移動平均線を下からタッチし下降した


③移動平均線が横ばいもしくは下降しているかつローソク足が移動平均線よりも下にあるタイミングで、ローソク足が移動平均線に向けて上昇しクロスをするもすぐに下降し下抜けた


④移動平均線が上昇しているタイミングで、ローソク足が移動平均線よりも上に大きく離れた


一覧表(画像クリックで拡大されます)

グランビルの法則でも、当然崩れることはあります。しかし、頭に入れておくことで有利になるのは間違いありません。

移動平均線は奥が深く、もっと有効な設定、使い方があるかもしれません。
私自身もいまだにさぐりつづけています。
みなさんも独自の設定をさぐってみてください。


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