●賛否両論、ギャン氏による投資のための28の掟

M-and-e/ 1月 19, 2016/ ●FX関連の余談●, ギャン


20世紀前半に活躍した投資家のウィリアム・デルバート・ギャンによる相場理論です。ギャン氏による「価値のある28のルール」についてです。

このギャン理論は現在でもトレーダーの中で生きていますが、賛否両論であるため、すべてを鵜呑みにせず心得として読んでください

※直役ではなく、わかりやすいように解釈したものになります。

よって、意味合いも多少異なる部分もあるかもしれません。

「価値のある28のルール」

1.資本金と損失額
1回の取引額における損失額は資本金の10%までにする。

2.確実なストップ注文
ポジションをもつのと同時に損失限度内のストップ注文を入れるようにする。

3.過剰ポジションの禁止
資金配分量を守り、過剰取引により資本金の10%の損失をさける。

4.トレール注文の活用
レートが利益確保エリアならば、ストップ注文はトレールし損失にならない価格にする。

5.トレンドに沿った注文
トレンドに逆らわず売買注文し、逆張りの注文はしない。

6.迷いの取引はしない
迷ったときは手仕舞いし、ポジションをもたないこと。

7.流動性での選別
活発に売買され、値動きのある通貨ペアで取引すること。

8.リスクの分散
株式に関連するが、FXの長期取引では多種通貨の取引をしたほうがいい。

9.指値注文の禁止
指値注文はせず、利確は成り行きで行うこと。

10.手仕舞いのルール
理由もなく手仕舞いをしない。自分のルールにしたがって手仕舞いする。

11.利益を資本にいれない
利益分は資本金とは別に管理し、余裕資金を資本金に追加する。(単利てきな考え方)

12.小利益の取引はしない
スワップ金利の利益や、小幅スキャルピングの利益などを求めてはいけない。

13.ナンピンはしない
ナンピン=迷い・焦り。ナンピンはトレーダーの汚点である。

14.待つことも必要
我慢できない状態での、根拠のない売買取引をしてはいけない。



15.利小損大は避ける
小さな利益、大きな損失は避け、利大損小を目標とする。

16.ストップ注文はキャンセルしない
ストップ注文付近でレートが戻りそうでも、キャンセルしてはいけない。

17.頻繁に取引をしない
頻繁な売買(秒スキャ)は失敗率も増え、焦りにつながるため。

18.売り注文の活用
買い注文だけでなく、売り注文も活用すること。

19.値ごろでの売買はしない
最安値だろう、最高値だろうという判断での取引をしてはいけない。

20.ピラミッディングのタイミング
買い増し、売り増しはトレンドをよく見極めてからおこなうこと。

21.ピラミッディングの確立
上昇トレンドでの買い増しは、上がるにつれ取引量を減らす。下降時はその逆。

22.ヘッジの禁止
現通貨の取引損失を減らそうと、別通貨での反対売買をしてはいけない。

23.理由とルールにしたがう
だろう、かもしれないなどの根拠のない売買取引はしない。

24.利益確保後の過剰な売買は禁止
充分な利益を確保したのを理由に、過剰な売買取引をしてはいけない。

25.天と底の決め付けは禁止
根拠無く、天井や底をやみくもにきめつけてはいけない。

26.自分のトレードをする
他人のトレード法等を常にマネをするのではなく、自らの経験で確立させる。

27.連続した損失後は抑える
大きく損失をだしてしまった後でも、損失はその資本金の10%に抑える。

28.ヒューマンエラーに注意する
操作ミスなどの思考とは別の行動をしないように気をつける。

 

以上ご紹介までに。

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