☆DMIの基礎解説
|DMI(Directional Movement Index)とは
DMI(方向性指標)はJ.Wワイルダー氏が考案したテクニカル指標で、「順張り指標」として考案されたもので、トレンドの有無と強弱を探ろうとするものです。
当日の振れ幅と前日の振れ幅を比べ、どちらが大きいかを判断し相場の強弱を表しているため、「ボラティリティ(価格の変動幅)」からトレンドを分析しているといえます。
一般的に使用する期間は14日多いとされています。
ポイント
・ADXが上昇している時トレンドが進行中
・ADXが下降している時はトレンドが停滞中
・+DIが-DIより上にあれば上昇トレンド
・+DIが-DIより下にあれば下降トレンド
・+DIと-DIのクロスは相場の転換点(レンジ相場では機能しないと考えるべき)
|DMIの活用
基本的な使用方法
+DIが-DIを下から上に抜いたときは、買いタイミング
+DIが-DIを上から下に抜いたときは、売りタイミング
レンジ相場に弱いうえに、ダマしが多いた信頼性に欠けます。そこで、ADXでそれを補い使用します。上記の各タイミング発生後、ADXが上昇していればトレンド発生合図ということで、エントリータイミングの材料になります。
+DIが-DIを下から上に抜いたのちADXが上昇傾向、買いタイミング
+DIが-DIを上から下に抜いたのちADXが上昇傾向、売りタイミング
|その他
DMIは、平均足やパラボリックなどの補助にむいています。平均足はレンジ相場では使えないうえに、レンジ相場を見抜けないという欠点があります。
そこでDMIを使いトレンドを判断し、平均足でのエントリーをするという方法をおすすめします。
当ブログ記載の内容・情報は個人的見解を含みます。
情報の誤り等もある場合がございますのでご理解ください。
みなさまの参考になれたら幸いです。