☆移動平均線の基礎解説
|移動平均線とは
移動平均には単純移動平均・指数平滑移動平均・加重移動平均など計算方法によって様々な種類があり、設定日数も使用者により違うかと思われます。
ですが、長期間の平均値と短期間の平均値を見比べたり、ローソク足と見比べたりと、使用方法は共通しています。
よく使われるのは、単純移動平均線(SMA,Simple Moving Average)と指数平滑移動平均(EMA,Exponential Moving Average)です。
ここではあえて計算方法は載せませんが、EMAはSMAの欠点である反応の鈍さを改善したものであるということです。逆に機敏に反応するがゆえに滑らかさに欠けるデメリットもあります。
|移動平均線の活用
平均値をラインで見ることにより、トレンドの向きや強さがひとめでわかります。
また、長期間の平均値と短期間の平均値との方向や位置関係から、『ゴールデンクロス』『デッドクロス』と呼ばれるエントリータイミングの判断材料になります。
買い時を知らせる、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へクロスしたときをゴールデンクロスといい、売り時を知らせる、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へクロスしたときをデッドクロスといいます。
|その他
単純移動平均線の弱点は知っておきましょう。どんなテクニカル指標でも言えることですが、とくに移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスはタイムラグがあります。よって、合図が出たタイミングが必ずしも売買時とはいえないのです。
指数平滑移動平均をうまく併用したり、ほかのテクニカル指標と併用したりして判断してください。
また、移動平均線とローソク足の位置関係で売買時を判断することもできます。
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