☆ボリンジャーバンドの基礎コラム

M-and-e/ 1月 12, 2016/ ☆テクニカル基礎解説☆, ボリンジャーバンド


|ボリバンの基礎から

基礎解説①で解説したとおり、ボリンジャーバンドとは、ジョン・A・ボリンジャー氏が開発したテクニカル指標です。

相場の価格変動の度合いを計るのに使われ、FX界ではポピュラーなので積極的に使いましょう。

価格変動が穏やかな時にはボリンジャーバンドはすぼまり価格変動が騒がしい時にはボリンジャーバンドは広がります。

下のチャートのような感じですね。

基本的には、価格が移動平均線に沿って推移し、かい離した場合は中心線に寄り戻るという条件を前提とし、移動平均線に対し大きくかい離が進んだところで『逆張り』の目安にします。

相場環境によっては、新たなトレンドを形成と捉えることもでき、『順張り』として活用することもできます。

ちなみに、ボリンジャー氏本人は『順張り』のために使っています。

|ボリバンの活用(詳しく)

価格が移動平均に対して

±1σの範囲内に収まる確率が68.3%
±2σの範囲内に収まる確率が95.4%
±3σの範囲内に収まる確率が99.7%

であるという想定がされており、

レートが±3σバンドを抜けることは0.3%であり、異常であるといえます。

レートがレンジ相場ならば、バンドの上限がサポート・下限がレジスタンスとして機能し、レートがバンド上限に迫った際は売りのタイミング、下限に迫った際は買いのタイミングと考える。

長上ひげや長下ひげを作った場合、さらに売買タイミングの信頼性が高まります。
※長ヒゲの詳細はローソク足の記事をご覧ください。

異常であるとはいえ、

トレンドラインとして機能するためブレークアウトすることもありえます。

バンドを上抜けた場合は『買い』下抜けた場合『売り』とみれます。
きわめて少ない可能性だからこそ、信頼できるとしボリンジャー氏はこの『順張り』に使っていたのでしょう。

これには前兆があり、レートの変動幅が小さくボリンジャーバンドの幅が狭くなるといった傾向があります。

気をつけなければいけないのは、収縮している時に異常値とされている±3σのラインにタッチすることはよくあります。

足の実体が±3σのラインを超えてくることはほとんど無いのですが、ヒゲが超えることはよくあります。

なので、判断を早まりすぎないようにしましょう

|さいごに

以上になりますが、ボリンジャーバンドの特性も万能ではありません。

+3σのラインを超え、超えた方向にトレンドが向くと思いきや、ローソク足数本後にそれとは逆方向の-3σを超え、逆のトレンドを作った事例は多くみてきました。

しかしチャンスでもあり、そこで焦らないようにロスカット注文はしっかりしておき、逆に超えたトレンドにのれば対処できます

さらにそのパターンですと、かなり大きく動くことが予想できるのでチャンスになりえます。

それは、ロスカットしおくれたトレーダーによる『ロスカット買い』『新規買い』が集中するからです。

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