直近安値を割り込んだドル円は、どこまで下降するのだろうか
2018/03/23/18:00
◆米大統領はツイッターでマクマスター大統領補佐官を解任する方針を示しており、中国を始めとした貿易摩擦や政権の不透明さを嫌気したリスク回避により、円高ほうこうへ。
◆昨日から下降をしてきていましたが、今までのサポートとみられていた105.2付近を割り込み、一旦は戻りもありそうなものの、さらに下降していくようにも思える動きをしています。
◆欧州時間に入って戻りがみられ、米時間でも多少の戻りはあると思いますが、根本的な下降トレンドは継続していくように思われます。
◆日足チャートでは、下降チャネルのチャートパターンを形成しており、レジスタンスラインを上抜けるようであれば、トレンド転換し上昇をすると考えることもできます。
◆今日のローソク足が、下髭をつけた陽線で終わるようならば、トレーダー心理により短期的には上昇するかもしれません。
|ファンダメンタル面
今日の注目経済指標
21:10 米 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
21:30 加 2月カナダCPI
21:30 加 1月カナダ小売売上高
21:30 米 2月米耐久財受注額
23:00 米 2月米新築住宅販売件数
23:30 米 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
トランプ政権は23日に鉄鋼・アルミ製品の輸入制限に踏み切ったが、いまのところ日本は適用除外の対象国に含まれておらず、最終的に適用対象となれば日本株安がさらに円を押し上げることになりそうです。
また、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)の後任にジョン・ボルトン氏を起用する人事を発表しています。これにより排外主義的な傾向が強まり、保護主義優先の通商政策がさらに先鋭化するとみられ、ドル売りの要因となっています。
|テクニカル面
下降基調ですので、売り先行でいきたいところですが、今年安値を更新したばかりなのでそれなりの戻りに注意です。
時間足では、どこまで戻りがあるのかをフィボナッチ61.8%戻しや50%戻しで判断したり、105.5や105.0のキリ価格での動きに注目しておきたいですね。
日足チャートでは、下値を切り下げてきていますが、チャートパターンとしては下降チャネルですので、高値を結んだレジスタンスラインを上抜け、パターンが成立するのであればトレンド転換をし上昇していくととらえることもできます。
今日のローソク足が、長めの下髭陽線でおわるとしたら、心理的要因で上昇をしていく可能性もあります。
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