米ドル安はどこまで続くのでしょうか

M-and-e/ 1月 26, 2018/ 日々の市場解析


ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の定例記者会見では、「ユーロの変動は見通しを不確実にさせる」とユーロ高をけん制していたようにも思われましたが、欧州の経済成長は加速、基調インフレも上昇と述べたことで、米ドル売りユーロ買いが強まりました。

しかし、トランプ米大統領のドル高を望む発言で、ドルは大きく買い戻されました。

トランプ大統領

・ムニューシン米財務長官の発言は文脈の問題。
・最終的には強いドルが望ましい。
・条件が大幅に改善されれば、TPPへの復帰も。

 

ECB声明

・金利はQE終了後も相当期間にわたり現在の水準を維持。
・見通し悪化すればQEの規模拡大や期間延長をする可能性。
・QEは9月まで必要に応じてそれ以降も継続する。
・QEはインフレが持続的に調整されるようになるまで続ける。

 

ドラギECB総裁

・現在の金利水準はQE終了後もしばらく継続。
・QEはインフレが持続的に調整されるようになるまで継続する。
・経済のモメンタムはしっかりと広範にわたっている。
・コアインフレは長期的に徐々に上昇する。
・ユーロのボラティリティーが不確実性を生む。
・為替レートを目標にしていない。
・為替レートは成長やインフレに重要。
・今年の利上げの可能性は非常に小さい。

 

<USD/JPY日足での見解>
107.3~108.2が底とみて、米ドル買いの準備をしていようかと思います。

 

1/26の注目は、
22:30 10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)
トランプ大統領 ダボス会議での演説
ドル安に関し言及すれば強いトレンドの可能性!?
30日にも演説が予定されているため、そこまではドル安継続の可能性があると思いますが、

107.3~108.2が底だと考えています。

 


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