ドル売りが進む原因と今後
今回ドル売りが進む原因として考えられるのは、アメリカの政治がらみによるものと考えています。
米政策金利、利上げが3回あるにもかかわらず、今年の早い段階でドル安は想定していませんでした。
関連してるであろう政治要因
『米連邦政府期限切れによる予算の失効』
与野党の対立で米議会が19日深夜までに期限延長できなかったためであるが、4年ぶりのこと。
2月8日までのつなぎ予算案でひとまず解消したものの共和党・民主党の争いによる混乱でドル売りよりです。
『次期FRB議長への不安感』
金融当局の現状を変えるつもりはないという点を明確にする方針のパウエル時期FRB議長。
規制に関しても現状維持を示唆。金融危機後の規制改革を見直すとしながらも、金融安定性を守ると明言。
しかし、変わるタイミングでは昔からおおきな変動があります。
『洗濯機と太陽光パネルに輸入関税』
米通商法201条に基づく緊急輸入制限(セーフガード)発動したトランプ大統領。
トランプ政権で初となるセーフガードにEUの欧州委員会は遺憾の意を示し、WTO規定に違反していないか疑念があるとし、EU加盟国の輸出が影響を受けたら躊躇なく対応するとの姿勢を示しています。
<日足での見解>
ドル円は、レンジが続きそうではあるが、107.3円を割るようなら円高が進みそうなので注意。
ZEWの経済予測指数はかなり高く出て、欧州圏も好調な結果を示したことでユーロが底堅い動きをしています。
よってドル売りの原因にもなったと考えます。
1/25注目の経済指標は、
21:45 欧州中央銀行(ECB)政策金利
22:30 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
1月IFO企業景況感指数で強い指標が出た際のドラギ総裁によるけん制発言に注意するべきでしょう。
ユーロの上昇が止められない場合、ドル売りが強まりドル円も下値を試すと予想され、ユーロの上昇が抑えられる場合、ドル円は上昇にしていく可能性が高い。
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